日本百名山というのは、登山連盟などの各種団体が定めている山ではありません。深田久弥という登山家でもある小説家が、山岳随筆で挙げた山に過ぎません。
しかしながら、登山家でもある深田氏が定めた山というだけあって、中には観光客が絶えないという山が数多くあります。
ここでは、初心者向けの百名山おすすめランキングと題して、初心者でも登山可能な山をいくつかピックアップしてみました。
もくじ
霧ヶ峰の魅力とおすすめコース
霧ヶ峰の魅力
年間300万人が訪れるという人気の高い霧ヶ峰ですが、その場所はというと長野県の八ヶ岳中信高原国定公園内にあります。そういえば、霧ヶ峰といえばエアコンの名称にもなってましたね。
その一番の魅力といえば、ハイキングを楽しむだけでなく、湿原やじゅそうと呼ばれる森があるので、自然の風景に酔いしれることも可能です。
しかもそこには、様々な高山植物や生き物が暮らしています。
おすすめコース
標高が1500m以上もあるとはいっても百名山に選ばれているというだけあって、家族と一緒にお弁当を食べたり、ハイキングコースや大草原を散策して過ごすことも可能です。
本格的な登山を楽しむというよりも、ストレスを解消するために休日を伸び伸びと過ごしたいという方にはおすすめです。
筑波山の魅力とおすすめコース
筑波山の魅力
筑波山は、男体山と女体山と呼ばれる奇妙な2つの峰が特徴的な山で、茨城県つくば市にあります。
ちなみに男体山にはケーブルカーが出ており、女体山へはロープウェイが利用できるようになっています。登山というよりも観光旅行に行くという方が多い山です。
おすすめコース
西の富士、東の筑波というように、富士山と何かにつけて比較される筑波山です。標高が877mと百名山の中ではかなり低い山の部類に入ります。そのかわり、ケーブルカーやロープウェイを利用しないで、初心者向けの登山を楽しむことも可能です。
登山道やハイキングコースなどがあるので幅広い楽しみ方ができるでしょう。
乗鞍岳の魅力とおすすめコース
乗鞍岳の魅力
乗鞍岳は、岐阜県にある標高が3026mもある名峰の部類に入ります。乗鞍岳と変わった名称が付いているのは、馬の鞍に似ていることからそう名付けられたといいます。
その魅力は、山頂の剣ヶ峰から見える景色が素晴らしいという一語に尽きます。まさに360度の大パノラマがお出迎えしてくれるのです!
おすすめコース
標高が3026mもあるとはいいながらも、2707m地点の乗鞍畳平まではシャトルバスやタクシーで一気に上ることができます。しかも、その後の山頂までは比較的簡単に上ることができるので、本格的な登山家から初心者まで幅広く利用することが可能といえるでしょう。
赤城山の魅力とおすすめコース
赤城山の魅力
群馬県のほぼ中央に位置する赤城山は、春のシーズンは桜で始まり、初夏はつつじが咲き乱れます。さらに秋には紅葉が楽しめますし、冬のシーズンにはワカサギ釣りでも非常に人気があります。
四季折々の楽しみ方ができるということで、年間を通して観光客が絶えない山となっています。
おすすめコース
赤城山へは、関越自動車道の渋川伊香保インターで降り、一般道を走れば山頂近くまで赤城道路が通じています。
観光旅行やドライブ気分でマイカーでのアクセスが可能なので、日帰り登山も容易にできる山となっています。
また、夏だけでなく冬季の登山やハイキングコースなど幅広い楽しみ方ができます。
八幡平の魅力とおすすめコース
八幡平の魅力
八幡平は、岩手県と秋田県にまたがっており、その一部は国定公園にも指定されています。標高が1613m程度の山ですが、緯度が高い故に冬の季節は雪で覆われておりスキー場が彼方此方に点在しています。
夏は登山を楽しむことができるし、冬の季節はスキーを楽しむことも可能です。
おすすめコース
八幡平は、アスピーテラインと呼ばれる県道23号線をただ単に縦走することもできますし、山頂にはトレッキングコースなども用意されています。またトレッキングを楽しみながら温泉に浸かったり、高山植物を眺めて観光気分に浸ることも可能です。
しかも勾配が比較的緩やかなので、初心者でも安心してトレッキングを楽しむことができます。
まとめ
簡単に日本百名山についてご紹介してみましたが、名峰めぐりをしてみたりこれから山登りをしようかな?と思っている人にも少なからず参考になっていれば嬉しいです。
初心者向けの次におすすめの山も紹介していますよ。