登山家で随筆家の深田久弥さんが日本百名山を発表して以来、日本全国で山ブームが起こりました。
日本百名山のほとんどが1500m以上の山々ばかりなのですが、初心者でも登山可能な山もあれば上級者向けの山などいろいろです。
ここでは、中・上級向けの百名山について人気の高い山をピックアップしてみました。
もくじ
八ヶ岳の魅力とおすすめコース
八ヶ岳の魅力
八ヶ岳は、富士山のような特定の大きな山をいうのではなくて、長野県と山梨県にまたがるいろんな山々を総称して八ヶ岳といいます。
例えば、八ヶ岳の山々の中でも最高峰といわれる赤岳は、標高が2899mもあります。選ぶコースによって難易度が違うというのが、八ヶ岳の大きな魅力の一つといえるでしょね。
おすすめコース
観光気分でロープウェイを利用すると、標高が2400mもある北横岳の山頂駅の2240mまでは一気に上ることが可能です。
しかしながら、やはり赤岳も制覇したいところです。そんな方には登山ツアーなどもあるので、アドバイスを受けながら赤岳に上ることも可能です。
雲取山の魅力とおすすめコース
雲取山の魅力
標高が2017mという雲取山は、東京都・山梨県・埼玉県という3つの都県にまたがるような位置にあります。こうした関東地域は、人口密度が高いことから最寄りの地域からの登山客で年中賑わっています。
また登山道が何箇所もあることから、登山者の技量や体力に応じてコースを選べる点が大きな魅力といえます。
おすすめコース
雲取山への登山ルートについては、三条の湯ルート・鴨沢ルート・三峰神社ルート・日原ルートなどいくつかのルートがあります。最短ルートの鴨沢ルートでも、山頂付近にある雲取山荘に1泊することになります。また宿泊した際には、夕日や日の出なども拝めます。
それに何よりも、雲取山山頂から見える富士山や南アルプスの山々は絶景です…!
穂高岳の魅力とおすすめコース
穂高岳の魅力
長野県と岐阜県にまたがる穂高岳は、標高3190mの奥穂高岳を筆頭に、涸沢岳・北穂高岳・前穂高岳・西穂高岳・明神岳などの峰々からなる穂高連峰の総称です。
しかも日本アルピニズムの聖地とまでいわれており、登山の難易度はマックスに近いでしょう。
登山初心者は無暗に挑戦しないほうが無難です。その代り、岩稜や雪渓など難関箇所を踏破した際の達成感はひとしおです!
おすすめコース
北アルプスの最高峰でもあり日本で3番目に高いといわれる奥穂高といえば、登山上級者でも危険や怖さを感じる難所がいくつもあります。
ツアーガイドが同伴する登山ツアーなどを利用するのも一つの案です。
もちろん、登山上級者であれば奥穂高岳や北穂高岳へのルートは涸沢を起点にするのが一般的です。
槍ヶ岳の魅力とおすすめコース
槍ヶ岳の魅力
標高が3180mもある長野県を代表する槍ヶ岳は、日本で5番目に高いといわれています。おまけに、鋭く天を突き刺すような尖峰は日本のマッターホルンとも呼ばれており、多くのアルピニストを引きつける大きな魅力となっています。
また紅葉のシーズンには、登山客の渋滞の列ができるほどに人気があります。
おすすめコース
槍ヶ岳への登山ルートには、上高地から槍沢のコースや燕岳から表銀座縦走、新穂高温泉から鏡平を目指すルートなどいろんなルートがあります。いずれのルートも2泊から4泊程度がかかるので、ある程度登山に慣れた方にはおすすめです。
また、槍沢から天狗原までの紅葉を楽しんだり、天狗池に槍ヶ岳が投影される逆さ槍も楽しみの一つといえます。
五竜岳の魅力とおすすめコース
五竜岳の魅力
五竜岳は、飛騨山脈の後立山連峰にある標高2814mの山で、男性的で雄大な山肌が大きな魅力とされています。また春になると、山頂部分の東側には武田信玄の家紋・四菱の雪形が見えるため、ひと目でいいから見てみたいという人も多くいます。
さらに夏には男性的でかっこいい山肌の稜線美、秋には紅葉も楽しみのひとつです。
おすすめコース
五竜岳への登山ルートには、八方屋根から登るルートや五竜スキー場から遠見尾根を経由するルート・祖母谷温泉ルートなどいろいろあります。
中でも最短ルートといわれているのが、白馬五竜テレキャビンからゴンドラで一気にアルプス平駅まで行ってしまうルートです。観光気分を味わいたいという方にはおすすめのルートです。
まとめ
日本の登山道というのは、前人未踏のルートというよりもすでにロープが張られていたり、木組みの階段が作ってあったりするケースが多くあります。
その代り傾斜面で足を滑らせたり、足をくじいたりすることもあるので、観光気分でいると大変な目に遭うでしょう。
初心者の方は、こちらのガイドを御覧下さい!